ブラウザにおける表示用文字エンコード決定順位

前提

検証対象の文字エンコーディング
検証ブラウザ
  • IE7
  • Firefox3.0
  • Google chrome1.0
注意
  • どのブラウザにおいても、より上位の条件が存在すれば、下位の条件の有無は関係なく、常に最上位の条件によって表示用文字エンコーディングが決定される。

IE7

  1. HTTPヘッダの指定
  2. HTML内のMETAタグ
  3. ブラウザの自動判別(有効であれば)
    ⇒ 有効にした状態でページを表示すると常に西ヨーロッパ言語(Windows)として検出
    → ページを表示した状態で一旦無効にして、再度有効にすると正確に検出する
  4. ブラウザのデフォルト(Shift_JIS)
備考
  • ソースがISO-2022-JP(JIS)の場合、自動判別の有無に関わらずISO-2022-JP(JIS)として表示する。
  • ソースがShift_JISの時、ISO-2022-JPとして認識させようとすると、ISO-2022-JPとして表示する。
  • ソースがUTF-8の場合に、EUC-JPとして認識させようとするとページが表示されない。
特徴

特定の文字エンコード向きに調整されている。

Firefox3.0

  1. HTTPヘッダの指定
  2. HTML内のMETAタグ指定
  3. ブラウザの自動判別(有効であれば)
    ⇒ すべて正確に検出
  4. ブラウザのデフォルト(EUC-JP)
特徴
  • 基本的にHTTPヘッダおよびMETAタグの指定に忠実。
  • ブラウザの自動判別が正確。

Google chrome1.0

  1. HTTPヘッダの指定
  2. HTML内のMETAタグ
  3. ブラウザの自動判別(有効であれば)
    ⇒ ソースがEUC-JPの場合、西欧(ISO-8859-1)として検出
  4. ブラウザのデフォルト(Shift_JIS)
備考
  • ソースがShift_JISの時、HTTPヘッダおよびMETAタグでISO-2022-JP(JIS)またはEUC-JPとして認識させようとすると、Shift_JISとして正常に表示する。
  • ソースがISO-2022-JP(JIS)の時、HTTPヘッダおよびMETAタグでShift_JISまたはEUC-JPとして認識させようとすると、ISO-2022-JP(JIS)として正常に表示する。
  • ソースがEUC-JPの時、HTTPヘッダおよびMETAタグでShift_JISまたはISO-2022-JP(JIS)として認識させようとすると、EUC-JPとして正常に表示する。
  • ソースがUTF-8の場合、HTTPヘッダおよびMETAタグでISO-2022-JP(JIS)またはEUC-JPとして認識させようとすると、Shift_JISとして表示しようとして文字化けする。
特徴

HTTPヘッダやHTMLの指定に関わらず、極力正常に表示するよう動作する。