Flash Videoについて

コーデックに関して

  • Flash Player 7以前のFlash Playerを対象としたビデオの場合はSorenson Sparkコーデックのみが利用できる。
  • Flash Player 8以降を対象としたビデオの場合はOn2VP6コーデックも利用できる。
    ⇒On2VP6コーデックは、アルファチャンネルを持つことができる。
  • Flash Player 9 Update 3からは、H.264ビデオコーデックも利用可能。*1

エンコードに関して

FLVの作成にはFlash8のウィザードを使った方法Flash Video Encoderを使った方法がある。

ウィザードの利用に関して
  • ウィザードを使用したエンコード処理で行われることは、
    • FLVを作成し、ウィザードの呼び出しを行ったflaファイルが保存されているフォルダへ保存
    • FLVのコントロールとなるスキンを、同フォルダにコピー
Flash Video Encoderの利用に関して
  • Flash Video EncoderはFLVの作成を行うことのみを目的とする。
    ⇒主に、複数のビデオを一括エンコーディング処理するのに使用する。
  • Flash Video Encoderで作成するFLVで利用できるオーディオコーデックはMP3形式のみで、オーディオストリームのみが管理できる。
  • Flash Video Encoderを使用した場合のエンコードファイルの保存場所は、ソースファイルと同じ場所になる。
  • エンコード開始後に処理を途中停止し、再開する方法。
    1. ”キューの停止”をクリック
    2. ダイアログで”いいえ”を選択
    3. [編集] -> [ステータスのリセット]を選択
    4. 必要ならば、設定を変更
    5. 再び”キューの開始”をクリック
  • FLVPlaybackコンポーネントを使用してFLVを埋め込む際、先にFLAファイルをFLVファイルと同じフォルダに保存してからでないと、作成されるSWF内のFLV参照パスがローカルコンピュータ上の絶対パスで埋め込まれてしまい、Webで公開した場合、正常にFLVファイルが読み込めなくなってしまう。
    (先にFLAファイルをFLVと同じフォルダに保存しておけば、FLVは相対パスで埋め込まれる。)

ストリーム形式

FLVをFlash Playerへ供給する仕組みには、プログレッシブ形式Flash Media Serverを用いたストリーミング形式がある。

プログレッシブ形式
  • WebサーバからHTTP経由で、もしくはローカルからデータが供給される場合の仕組み。
  • 再生までに、一旦データがバッファリングされてから再生が始まる。
  • Webサーバから供給される場合は、ブラウザのキャッシュにFLVファイルが保存される。
  • Flash Player 7以降で対応。
ストリーミング形式
  • Flash Media ServerよりRTMP経由で供給される仕組み。
  • リアルタイムでデータが配信され、直ちに再生が開始される。
  • Flash Player 6以降で対応。
  • Flash Liteでは3から、FMSによるFLVの供給に対応する。
    (※ただし、FLVの再生は携帯端末の機種によって非対応の場合もある。)

参考

Flash Video教科書―Flash Videoの基本から応用まで

Flash Video教科書―Flash Videoの基本から応用まで

*1:2007年12月4日から