記憶ドライブのアクセス単位

トラック
記憶装置において、データを記録する、線状に連なった部分。
同心円状か、らせん状に配置するのが普通である。

セクタ
トラックを固定的なブロック単位で区切った区画。
  • セクタの概念により、記録方式や記録密度の変化に対して柔軟に対応できる。
  • データを読み書きする時、ヘッダ情報やエラー検出/訂正のためのデータも付加する必要があるので、セクタが多いとそれらの部分も増え、実際に利用できる領域が少なくなってしまう。

シリンダ
同心円状のトラックの場合に、ヘッドをシークすることなくアクセスできる円筒状の領域。

⇒ 3.5インチFDでは、1トラック18セクタ、1セクタ512bytes、ディスク1枚あたり160トラック
HDDでは、1トラック63セクタ、1シリンダは255トラック、1セクタ512bytes が一般的。

クラスタ
OSが媒体を管理するために、複数のセクタをまとめた単位。
(ex. FAT:ファイルアロケーションテーブルの1要素が1クラスタに相当する)