MBR
MBR(マスターブートレコード)
- HDDの先頭セクタ。(PC/AT互換機の場合512Bの領域。)
- HDD内に収められたOSの起動に関する情報が記録されており、パソコンの起動時に最初に読み込まれる。
MBRの構成
パソコンの起動手順
電源投入
↓
BIOS
| ┌−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− HDD −−−┐
| ├−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−┤
└→MBR |
├ブートストラップローダ |
| ↓ |
├パーティションテーブル |
| | |
| ├IPL(イニシャルプログラムローダ) |
| | |
| | ┌−−−−−−−−−−−−パーティション−−|
| | | |
| ├─→ブートセクタ(PBR)─ブートストラップローダ→OS|
| | │ |
| | ├−−−−−−−−−−−−パーティション−−|
| | | |
| ├─→ブートセクタ(PBR)─ブートストラップローダ→OS|
| | | |
| | ├−−−−−−−−−−−−パーティション−−|
・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・
└−−−−−−−−┴−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−┘
IPL(イニシャルプログラムローダ)
- コンピュータ起動時に最初に読み込まれ以後のOSの起動を行うプログラム。
ブートストラップローダ
- OSをディスクから読み込んで起動するプログラム。
→上図における、MBRとブートセクタ(PBR)の位置に配置される。
※MBRにはブートローダの全てが入っているわけではなく、NTLDRやGRUBの機能の一部がインストールされているだけである。
種類
パーティションテーブル
パーティションテーブルの構成
- ブートフラグ(1byte)
→OSの起動ができるアクティブパーティションかどうかを示す。(0x00 or 0x80) - パーティションの開始位置(CHS, 3bytes)
→CHS(シリンダー、ヘッド、セクター)値による開始位置。 - パーティションタイプ(1bytes)
→ - パーティションの終了位置(CHS, 3bytes)
→CHS(シリンダー、ヘッド、セクター)値による終了位置。 - パーティションの開始位置(LBA, 4bytes)
→ディスク先頭からのパーティションまでの距離を表すオフセット。 - パーティションの総セクタ数(LBA, 4bytes)
→パーティション容量を表す総セクタ数。(5と併せてLBA(Logical Block Address)値表現になる。)