JavaScriptの概要
JavaScriptとは
- オブジェクト指向機能を備えたインタプリタ型のプログラミング言語。*1
- 言語仕様は、国際標準化団体であるECMAにより標準化された”ECMAScript”の仕様に基づく。
- 元々は、JavaScriptというとNetscape Communicationsによる仕様をさすものであり、Microsoftによる仕様はJScriptという。
- (しかし、現状では一般に”JavaScript”というとJScriptなども含めたものをさす。)
- これらに互換性を持たせるために、言語としての中核的な仕様を標準化したものが、ECMAScriptである。*2
- 通常、JavaScriptというと、Webブラウザに組み込まれたJavaScriptインタプリタ上で動作する”クライアントサイドJavaScript”のことを指す。
- クライアントサイドJavaScriptとは、Webブラウザが定義するドキュメントオブジェクトモデル(DOM)と、JavaScriptインタプリタのスクリプト機能を組み合わせたものである。*3
- ⇒つまり、”JavaScriptのスクリプトによって、DOMを操作する”というイメージである。
バージョンについて
2008年4月現在広く一般的に用いられているものは、ECMAScriptの第3版(ECMA-262 3rd edtion)の仕様に基づくものである。
具体的な実装としては、以下のものがある。
NetscapeおよびMozillaのJavaScriptインタプリタ *4
ブラウザ | JavaScriptバージョン | ECMAScriptの仕様 |
---|---|---|
Firefox1.0 | 1.5 | 3rd edtion |
Firefox1.5 | 1.6 | 3rd edtion + ECMA-357(E4Xに関する仕様) |
Firefox2.0 | 1.7 | |
Firefox3.0 | 1.8 |
*1:『JavaScript』第5版 - O'REILLYジャパン 参照
*3:『JavaScript』第5版 - O'REILLYジャパン 参照